
さて、これは何でしょう?
そう、何も処理していない状態の鮟鱇の肝『あん肝』です。
冬の珍味の代表的なものの1つです。処理する前はこのように、少々グロテスク・・です。まぁ、いわば肝臓という臓器ですもんね。と、言ってしまうと食欲が減退しそうですが、これに手間をかけると、最高のおつまみに変身するのです。これに、日本酒なんて最高です。燗酒のほうが相性がいいかもしれませんね。濃厚な旨味を持つので、焼酎でも負けません。フォアグラに合わせるように赤ワインでも良いでしょう。
今日は簡単に仕込みの説明をいたします。
①まず、筋を取り除き、表面全体を針うちします。そして数時間、水に浸けて血抜きします。
②そしたら、表面を覆っている薄い膜をきれいに取り除きます。
③そのあと、お酒と水をあわせたものに塩を入れ混ぜ、海水より少し濃いものに昆布と一緒に2時間ほど漬けます。
④水分を切り、隠し調味料を少し・・ホイルにて円柱状に成形します。
⑤沸騰した蒸し器にて、15分から20分程度蒸します。
⑥蒸したら、そのまま冷まし出来上がり。保存は冷蔵庫へ。

お客様にお出しするときには、こんな感じに仕上がっています。
これを、ポン酢を添えてご提供しております。
是非、ご賞味ください!

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